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世の中にはいろんな仕事ってありますけど、自分はなんとなく毎日が過ぎていくような淡々とした仕事をするのが嫌だったんですね。
で、もともととび職に憧れていたっていうのもあるんですけど、門池組と縁があってこうやって働かせてもらってます。
足場って建設や建築の際に絶対に必要なモノなんです。それが無いと作業が出来ない。って事は足場工事ってのは、いろんな工事のまさに土台だなって思うんです。
現場はいつも同じ形じゃないんで、その時その時で足場の組み方も変わってきます。
ましてやその足場で皆さんが作業されるんで、その時にいかに使いやすい足場にするかっていうのは難しい事だけどすごく大切な部分で。
自分の作った足場からいろんな建築物が作られていくっていうのは、ちょっとした誇りですね。
足場工事を扱ってる会社って沢山あるんですよ。
表面だけを見たらうちよりも待遇が良い会社もあります。
でも、自分は社長に出会っちゃったんですよね。
社長は足場請負業界のこれまでのイメージを覆そうとしてるんです。
足場工事を請け負ってる会社って世間的にガラが悪かったりちょっと怖かったりっていうのがすごくあるんですね。
「仕事はちゃんとした誠実な仕事をしてるんだ。むやみに怖がらせたり、ガラの悪い事をするような事が無ければ、この業界はもっと認められるし、絶対に自分たちにとっても良くなる」って常に社長は言ってます。
だからモラルとかマナーにはすごい厳しいですね。
でもそれは絶対に良い事だと思うし、現場の近隣の方にも喜んで貰えるんで、同じ仕事をしてても気持ちよく仕事できますよ。
後は、社長の社員に対する接し方というか、本当に親身になって考えてくれます。
仕事って一人だけでやり甲斐を感じ続ける事って出来ないと思うんですよ。
自分の仕事を喜んでもらえたとか、この人に認められたいとかついていきたいとか。
そうゆうのが無いと続けられないんですけど、社長にはそうゆう魅力があるんで。
「この会社、一緒にでかくしていきたいんだ!」
って言われて社長の夢に乗っかった感じですね。
この業界は正直、体力的にかなりきついです。ただまぁ2ヶ月続いたら慣れますね。
未経験からこの業界に入ったりすると、最初は協力会社の先輩とか、社長自ら手取り足取り教えて貰うんですけど、身体にあまり負担にならない方法とかいろいろ教えてくれるんで、だんだん楽になっていきます。
もちろん体力的にって事ですけどね。
そっからは、「どうやったらこの足場で作業する人が楽になるだろうか」とか「どうやったら気持ちよく足場を使ってもらえるか」みたいな事を社長と一緒に考えながら組んでいきます。
単純なパズルじゃないんですよね。そこが楽しくもあります。
たまに自分の組んだ足場を散歩がてら見に行くんですよ。そしたら作業してる方が休憩中とかに
「今回の足場、作業やりやすいよな」
とか喋ってるんですよ。もうほんっとうに嬉しいですよね。いろんな事に考えを巡らせないといけないし、体力的にも楽じゃない。でも、だから味わえる充実感とか喜びとかも大きいんです。
後はやっぱり、門池組だから(笑)。
言い方悪いですけど野望に燃えてますよ(笑)。